Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Juniper製機器の「Junos OS」に複数脆弱性 - 定例外でアドバイザリ

Juniper Networksのネットワーク製品「SRXシリーズ」「EXシリーズ」に搭載されている「Junos OS」に複数の脆弱性が明らかになった。

現地時間1月25日にセキュリティアドバイザリを公開し、「Junos OS」のウェブコンポーネントである「J-Web」における複数の脆弱性を公表したもの。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアは「8.8」。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。

具体的には、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2024-21620」や、認証の欠如の脆弱性「CVE-2024-21619」「CVE-2023-36846」「CVE-2023-36851」の4件が判明した。各脆弱性のCVSS基本値を見ると「CVE-2024-21620」が「8.8」とされており、のこる3件はいずれも「5.3」となっている。

同社では、「Junos OS 23.4R1」「同23.2R1-S2」「同20.4R3-S9」「同21.3R3-S5」にて「CVE-2024-21619」を修正した。

他バージョンや「CVE-2024-21620」に対処したアップデートは1月29日の段階で公開が保留となっている。また「CVE-2023-36846」「CVE-2023-36851」の解決策については言及されていない。

(Security NEXT - 2024/01/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供
「GitHub Enterprise Server」に脆弱性 - アップデートを公開
米CISA、「AMI MegaRAC SPx」や「FortiOS」の既知脆弱性悪用を警告
採用試験受験者宛の通知メールを誤送信 - 北九州市
医療費の検査資料が所在不明、誤廃棄か - 会計検査院
ぴあチケットリセールサイトでキャッシュ設定ミス - 個人情報を誤表示
「Firefox 140」がリリース - 脆弱性13件を解消
「FortiOS」などFortinet複数製品に脆弱性 - アップデートを
個情委、学校の個人情報事故に注意喚起 - 紛失が5割弱、ICT化の影響も
「Cisco ISE」に深刻な脆弱性、root権限奪取も - 修正版を公開