Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性17件に対応

マイクロソフトは、同社ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。「Chromium」に明らかとなった脆弱性にくわえて独自の修正も行っている。

「Chromium 121.0.6167.86」「同121.0.6167.85」がリリースされたことを受け、これらバージョンをベースとする「MS Edge 121.0.2277.83」を公開したもの。

「Chromium」では、CVEベースで11件の脆弱性が修正されたが、これらにくわえて「MS Edge」固有の脆弱性6件にも対応したという。

権限昇格の脆弱性「CVE-2024-21326」「CVE-2024-21385」については、重要度を「重要(Important)」とレーティングした。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアはそれぞれ「9.6」「8.3」と評価されている。

さらに重要度が「警告(Moderate)」「注意(Low)」とされる脆弱性それぞれ2件を解消した。「MS Edge 121.0.2277.83」にて修正された脆弱性は以下のとおり。あわせて拡張安定版となる「同120.0.2210.160」が提供されている。

CVE-2024-0804
CVE-2024-0805
CVE-2024-0806
CVE-2024-0807
CVE-2024-0808
CVE-2024-0809
CVE-2024-0810
CVE-2024-0811
CVE-2024-0812
CVE-2024-0813
CVE-2024-0814
CVE-2024-21326
CVE-2024-21336
CVE-2024-21382
CVE-2024-21383
CVE-2024-21385
CVE-2024-21387

(Security NEXT - 2024/01/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

【特別企画】国内外専門家が集うインテリジェンスサミット - 非公開の最新脅威情報も
Amazon関連ドメイン取得、3週間で700件以上 - プライム感謝祭を標的か
データ分析ツール「Apache Kylin」に認証回避の脆弱性
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
一部サーバでランサム被害、データ転送量は限定的 - HAホールディングス
特別支援学校で児童情報含むファイルをメールに誤添付 - 埼玉県
「Zabbix」のWindows向けエージェントに権限昇格の脆弱性
「Oracle E-Business Suite」が標的に - 更新や侵害状況の確認を
Red HatのGitLab環境が侵害 - サプライチェーンへの影響なし
先週注目された記事(2025年9月28日〜2025年10月4日)