Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウェブフレームワーク「Laravel」の既知脆弱性、攻撃の標的に

ウェブアプリケーションフレームワーク「Laravel」において、2018年に判明、修正された既知の脆弱性に対する攻撃が発生している。米当局が注意を呼びかけた。

現地時間1月16日に米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が、「CVE-2018-15133」を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加したもの。

「CVE-2018-15133」は、信頼できないデータをデシリアライズするため、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性。悪用には「APP_KEY」を事前に入手する必要があるとしている。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.1」、重要度は「高(High)」とレーティングされている。

同脆弱性は、2018年8月にリリースされた「同5.6.30」にて修正された。同脆弱性については、すでに実証コード「PoC」を含め、詳細が公開されている。

CISAでは、同カタログへ追加することで米行政機関に対して一定期間内に対応するよう促すとともに、広く悪用されるおそれがあるとして注意喚起を行っている。

(Security NEXT - 2024/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
オンラインショップ侵害され、詳細を調査 - 京都の料亭
顧客向けDMを一部紛失 - 京葉ガスサービスショップ運営会社
複数公民館でメール誤送信、宛先とBCCにメアド入力 - 神戸市
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
ランサム被害で取引先関連情報が流出した可能性 - シークス
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正
米当局、「Twilio」や「IE」の脆弱性悪用に注意呼びかけ