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授業支援システム上で個人情報を誤って公開 - 東海大

東海大学は、学生の保護者を対象としたリモート個別面談の申込者に関する個人情報が誤って授業支援システムより閲覧できる状態となっていたことを明らかにした。

同大によれば、10月5日9時半ごろ、同大の教員が、個人情報を含むクラウドサービスの表計算シートへアクセスするためのURLを、授業のレポート課題のURLと取り違えて掲載し、授業支援システム上に公開するミスがあったという。

誤って公開されたファイルには、学生の保護者を対象とするリモート個別面談を申し込んだ440人の氏名、電話番号、メールアドレス、学生氏名、学生証番号、面談したい内容などが含まれていた。

同教員はファイルを公開した約15分後に気づき、URLを修正した。しかし、情報の更新を知らせる自動通知メールによって授業の履修者63人に問題のURLが共有されており、ファイルをロックする同月11日10時まで、ファイルを閲覧、ダウンロードできる状態だった。

同大では関係者に対し、ファイルをダウンロードした場合は削除するよう複数回にわたりメールで依頼。授業時にも履修者へ経緯を説明、謝罪するとともに協力を求めた。また対象となる申込者に対しても連絡を取っており、経緯の説明と謝罪を行っている。情報の悪用などは確認されていない。

(Security NEXT - 2023/11/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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