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米当局、「SLP」や「Atlassian Confluence」狙う脆弱性攻撃に注意喚起

また「サービスロケーションプロトコル(SLP)」に判明した「CVE-2023-29552」についても悪用が確認されているとして、11月8日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ登録した。

脆弱性を悪用されるとリフレクション攻撃によって攻撃対象に大量のUDPトラフィックを送りつけることが可能。SLPへサービスを登録することができる場合、増幅率が大きく跳ね上がり、最大2200倍になるとも指摘されている。

多くのSLPサービスでは認証なしに任意のサービスへ登録することが可能で、管理者が意識せずに「SLPサービス」をインターネット上に公開しているケースがあるとして、脆弱性を発見した研究者やCISAでは、外部からのアクセスを制限するなど対策を講じるよう呼びかけられていた。

(Security NEXT - 2023/11/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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