プロジェクト管理ソフト「Bitrix24」に複数の脆弱性
カレンダーやチャット、ミーティング、ファイル共有、ウェブメールなどの機能を備えたプロジェクト管理ソフト「Bitrix24」に複数の深刻な脆弱性が明らかとなった。
現地時間11月1日にシンガポールのセキュリティベンダーであるSTAR Labsが、脆弱性8件についてセキュリティアドバイザリを公表したもの。いずれもアドバイザリ執筆時点で最新版だった「同22.0.300」にて影響が確認されている。
重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は4件。クロスサイトスクリプティング(XSS)によりプロトタイプ汚染が生じる脆弱性「CVE-2023-1717」、細工したHTMLファイルをアップロードできる脆弱性「CVE-2023-1720」が判明した。
さらにクロスサイトスクリプティング(XSS)に対するサニタイズ機能をバイパスできる脆弱性「CVE-2023-1715」、請求書編集ページにおけるクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2023-1716」なども明らかとなっている。
STAR Labsでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「CVE-2023-1717」と「CVE-2023-1720」については「9.6」、「CVE-2023-1715」「CVE-2023-1716」を「9.0」と評価した。
(Security NEXT - 2023/11/07 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
国勢調査員が書類紛失、外部持出なしと説明 - 生駒市
県立校文化祭、事前登録者への案内メールで誤送信 - 埼玉県
KDDIとNEC、セキュリティ分野で合弁会社United Cyber Forceを設立

