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「Cisco IOS XE」の脆弱性、数万台規模で侵害被害

「Cisco IOS XE」に深刻な脆弱性「CVE-2023-20198」が存在し、ゼロデイ攻撃が展開された問題で、数万台規模で被害が発生していることがわかった。

「Cisco IOS XE」に関しては、現地時間9月16日に「CVE-2023-20198」が公表され、ゼロデイ攻撃に悪用されていたことが判明。9月20日には不正なプログラムを埋め込むために「CVE-2023-20273」を悪用していたことも判明している。

複数のベンダーよりこれら脆弱性を用いた攻撃による侵害状況が報告されている。

Palo Alto Networksでは、悪意あるプログラムが埋め込まれた「Cisco IOS XE」の搭載機器について観測状況を取りまとめ、10月18日の時点で2万2074台を確認したことを明らかにした。翌19日には減少が見られたものの、1万8359台が稼働していた。

侵害された機器が稼働していた地域としては、米国が3550台ともっとも多く、インドの1399台、フィリピンの1263台、ペルーの1143台と続いている。

(Security NEXT - 2023/10/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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