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「Cisco IOS XE」の脆弱性、数万台規模で侵害被害

Censysの調査では、10月18日の時点で4万1983台の侵害端末を確認。10月19日には減少が見られたものの、3万6541台の端末を特定したという。

改善が見られたことについて、脆弱性の認知が広がり、利用者が対策を講じた可能性がある一方、埋め込まれた不正プログラムには永続性がないため、機器が再起動されたことなどが影響した可能性もある。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、現地時間10月16日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ「CVE-2023-20198」を追加するなど早い段階から注意喚起を行ってきたが、広範にわたり脆弱性が悪用されていることを受け、現地時間10月20日に同脆弱性へ対処するためのガイダンスを公開し、Cisco Systemsが推奨する対策を実施するようあらためて利用者に呼びかけた。

また同脆弱性に関しては、当初アップデートが提供されていなかったが、Cisco Systemsでは10月22日に一部アップデートの提供も開始している。

(Security NEXT - 2023/10/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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