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3Qの脆弱性届け出、ウェブサイト関連が増加

ソフトウェア製品における脆弱性の原因を見ると「ウェブアプリケーションの脆弱性」が31件で最多。次いで「その他実装上の不備(17件)」が多い。脆弱性の影響としては「任意のスクリプトの実行」が20件でもっとも多く、「情報の漏洩(6件)」が続いている。

同四半期に修正が完了し、「JVN」で脆弱性情報が公表されたソフトウェア製品は54件だった。「連絡不能開発者」としてあらたに公表された製品開発者はなく、累計公表件数は前四半期と変わらず251件となっている。

一方、ウェブサイト関連の脆弱性では「クロスサイトスクリプティング」が52件と突出しており、「ファイルの誤った公開」が14件で続いた。影響を見ると「本物サイト上への偽情報の表示」が52件、「データの改ざん、消去」が10件だった。

同四半期に修正を完了したウェブサイト関連の届け出は59件。92%にあたる54件は、通知から90日以内に修正が完了しているという。

(Security NEXT - 2023/10/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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