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「ETC利用照会サービス」にPW攻撃、約125万件のアクセス

NEXCO東日本は、今回の攻撃に利用された「ID」や「パスワード」について、同サイトや関係各社からの流出を否定した。

「ETC利用照会サービス」については、たびたびフィッシング攻撃でブランドの悪用被害に遭っているが、今回判明した不正アクセスとの因果関係などもわかっていない。

同サイトでは、対象となる利用者に対し、メールを通じて謝罪するとともに、パスワードや秘密の質問などを変更するよう注意を喚起した。他サービスで同じアカウント情報、秘密の質問や答えを使いまわしている場合には変更するよう求めている。

不正アクセスの判明を受け、同様の大量アクセスを検知した場合に、送信元IPアドレスからのアクセスをブロックする対策を講じた。

また10月6日夜にも緊急のメンテナンスを実施しており、今回の不正アクセスを踏まえたセキュリティの強化などを進めている。メンテナンス実施中もETCを利用した走行には影響ない。

(Security NEXT - 2023/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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