Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

新型コロナウイルス感染症対策事業の関連公文書を紛失 - 三重県

三重県は、新型コロナウイルス感染症対策事業補助金に関する公文書が所在不明となっていることを明らかにした。5月に判明していたが、期限を定めず探索していたことから公表までに時間を要したという。

同県によれば、医療体制整備・調整プロジェクトチームにおいて公文書1件を紛失したもの。補助金の交付決定などが記された文書で、補助事業者の役員15人分に関する生年月日と性別など個人情報が記載されていた。

補助金の支払い手続きが完了したことを受け、5月19日に支払い漏れがないか確認を進めていたところ、同文書がファイルに綴じられていないことが判明。職員への聞き取りや探索を行ったが発見できなかった。

文書を扱っていたコロナ対策本部は、部外者の立ち入りを制限しており、外部への持ち出しも確認されていないとして、誤って廃棄した可能性が高いとしている。

補助金の支払いなどに影響はなく、対象となる補助事業者には、紛失について経緯の説明と謝罪を行った。

(Security NEXT - 2023/09/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意