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サーバに不正アクセス、個人情報10万件超が流出の可能性 - マツダ

マツダは、ディレクトリサーバなどが不正アクセスを受け、従業員や取引先担当者に関する個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。

同社によれば、7月24日にサーバを経由した不正な通信を検知。外部協力のもとフォレンジック調査を進めたところ、同社システムのアカウント情報を管理するディレクトリサーバが侵害された形跡を確認し、個人情報が流出した可能性があることが判明した。

対象となるのは、同社やグループ会社の従業員、協力会社の従業員、取引先担当者の個人情報やアカウント情報10万4732件。氏名や電話番号、会社名、部署、役職名、メールアドレス、ユーザーID、暗号化したパスワードなどが含まれる。

アプリケーションサーバの脆弱性が悪用されたことが原因としており、同社では、不正アクセスに用いられたIDを無効化し、サーバを遮断した。侵害されたサーバ内にデータが保存されていなかったとして、顧客に関する個人情報の流出については否定している。

同社では警察へ相談するとともに個人情報保護委員会へ事態を報告。再発防止に向けてセキュリティ体制の改善、監視体制の強化などに取り組むとしている。

(Security NEXT - 2023/09/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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