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マイナカード廃棄で不備、シュレッダー利用するも一部裁断されず - 台東区

東京都台東区は、マイナンバーカードや住民基本台帳カードを廃棄した際、一部が十分に裁断処理されていなかったことを明らかにした。シュレッダーの動作が不安定となり生じた可能性がある。

同区によれば、マイナンバーカード13件や住民基本台帳カード1件について裁断処理が行われずに回収事業者へ引き渡していたことが判明したもの。

シュレッダーを用いたことからカードに穴が開いていたが、裁断されずカードの形状を保ったままで、券面に記載された情報を読み取れる状態だった。

同区では転入や転出した際に失効したマイナンバーカードなどを毎月廃棄しており、7月は20日以降4日間で600枚から700枚をシュレッダーにより裁断していた。

裁断したカードをゴミ袋に入れ、同月26日に廃棄場所に搬出。回収業者がゴミ袋を持ち運んだ際の感触に違和感があり、確認したところ一部処理が不十分なカードを発見。8月1日に同社より連絡があり問題が発覚した。

(Security NEXT - 2023/08/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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