Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

健診委託事業者が個人情報紛失、3カ月後にコピーが発見され発覚 - 富谷市

宮城県富谷市は、健診などの業務を委託している宮城県成人病予防協会が健診受診票の送付リストを紛失したことを明らかにした。約3カ月後に複製された一部リストが市庁舎内で見つかったという。

同市によれば、紛失が判明したのは、同協会が作成した健診受診票送付時に使用するリストの一部。80人分の氏名、住所、健診申込種別情報などが記載されている。

原本よりコピーされたものと見られ、7月26日に市役所内に落ちているのを職員が発見、拾得したことで問題が発覚した。拾得されたリストは、受託業者が4月28日に原本を紛失していたが、当時同市に対する報告は行われていなかった。

問題のリストについて、同協会の施設内より盗まれた可能性もあるとして、同市では同協会へ事実確認の徹底を要請。同協会では警察へ相談しており、関係者の聴取などが行われている。リストに記載されていた関係者には、業務委託先事業者が書面で経緯の説明と謝罪を行った。

(Security NEXT - 2023/08/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Firefox 118」が公開に - 機能強化や脆弱性修正など実施
ブラウザ「Chrome」にアップデート - ゼロデイ脆弱性に対応
セミナー参加者にメール誤送信、メアド流出 - 横須賀市
Apple、「macOS Sonoma 14」をリリース - 脆弱性61件を修正
新型コロナウイルス感染症対策事業の関連公文書を紛失 - 三重県
事業者向けECサイトにサイバー攻撃 - ソフトバンク関連会社
Python向けライブラリ「gevent」に脆弱性 - アップデートを
「VMware Aria Operations」に脆弱性 - ホットフィクスを公開
セミナー案内メール、宛先に別人氏名 - 大阪府
県立高校でメール誤送信、高校生活入門講座参加者のメアド流出 - 三重県