Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メールを誤転送、5年近く第三者に - 大阪教育大

大阪教育大学は、職員がメールの転送先を誤り、受信メールが第三者に転送されていたことを明らかにした。

同大によれば、2018年4月24日に職員が大学のメールアカウントから「Gmail」のメールアカウントに対して自動転送するよう設定した際、転送先メールアドレスのドメイン部分について誤った綴りを入力していたことが判明したもの。

設定ミスにより、4511件のメールが無関係のメールアドレスへ転送されていた。メールや添付ファイルには、教職員1191件、学外関係者504件、学生85件など、あわせて個人情報1793件が含まれる。

2023年2月1日に転送先のメールアドレスが存在しないとのエラーがあり、転送先をあらためて確認したところ、設定が誤っていることに気付いた。同日、メールの転送設定を停止している。

同大では同月3日にメールのログについて点検を行い、メールが誤ったドメインに対して転送されていたことを確認した。今回の問題を受け、関係者に対して経緯の説明や謝罪を行っている。

今後はメールの運用方法について見直すほか、注意喚起などを通じて再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2023/07/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害、中小企業が6割弱 - 暗号化しない脅迫も
「サイバーセキュリティ関係法令 Q&Aハンドブック」が改訂
「JBoss RichFaces」に対する脆弱性攻撃に注意喚起 - 米当局
企業の健診結果を別企業へメールで誤送信 - 日大病院
ワコールの海外子会社にサイバー攻撃 - 詳細を調査
スタッフの個人情報が流出した可能性、ハッシュ化PWも - NHK
「Cisco Catalyst SD-WAN Manager」に複数の脆弱性 - 「クリティカル」も
日米当局、中国が関与するサイバー攻撃について注意喚起
「Firefox 118」が公開に - 機能強化や脆弱性修正など実施
ブラウザ「Chrome」にアップデート - ゼロデイ脆弱性に対応