Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

npmパッケージ「tough-cookie」にプロトタイプ汚染の脆弱性

Salesforceが提供する「Node.js」向けのCookie管理用モジュール「tough-cookie」に脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

「CookieJar」の特定設定環境下において、プロトタイプ汚染の脆弱性「CVE-2023-26136」が明らかとなったもの。オブジェクトの初期化に問題があり、プロパティ情報を汚染されるおそれがある。

Snykでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「6.5」、重要度を「中(Medium)」とレーティングした。

一方、米国立標準技術研究所(NIST)による脆弱性データベース「NVD」では、影響の評価が異なり、CVSS基本値を「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」としている。

現地時間6月6日に公開した「同4.1.3」にて同脆弱性を解消した。6月30日には概念実証(PoC)など詳細が公開されている。

(Security NEXT - 2023/07/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ