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通信サービスの侵害で富士通などに行政指導 - 総務省

一方、富士通クラウドテクノロジーズにおいては、法人向けメールサーバ運用サービスやウェブメールサーバの運用サービスを「FENICS」を通じて提供していたことから、2022年5月から翌6月にかけて利用者の通信データが外部に流出する事態に陥った。

さらに「FENICS」とは別の問題として、同年5月にクラウドサービスで使用するロードバランサの脆弱性が侵害され、情報流出が発生。総務省では同問題についても同社に対する指導の理由に挙げた。

電気通信事業法に規定する通信の秘密の漏洩があったものとし、それぞれの事案に対して再発防止策などを早急に講じ、類似の事案が頻発していることを踏まえてセキュリティの確保を徹底するよう求めている。

(Security NEXT - 2023/07/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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