Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メール誤送信対策サービスの侵害で送信メール流出の可能性 - 東京海上HD

東京海上ホールディングスは、富士通が2月に詳細を明らかにしたインターネット回線サービスに対するサイバー攻撃に関連し、同社も被害を受けた可能性があることを明らかにした。

富士通では、2022年12月に「FENICSインターネット回線サービス」においてネットワーク機器の一部が侵害されたことが判明。

調査結果を取りまとめ、「FENCEメール誤送信対策サービス」など同回線を利用するサービスにも影響があり、機器を通過したデータが外部に流出した可能性があることを2023年2月に明らかにしている。

これを受け「FENCEメール誤送信対策サービス」を利用していた東京海上日動火災保険と東京海上日動あんしん生命では、少なくとも約1300件の送信メールが流出した可能性があることを3月に公表。東京海上HDにおいても、同様の問題が生じていたことを6月15日に明らかにした。

メールの送信先と連絡を取っていたが一部連絡がそつかないことから事態を公表したという。

(Security NEXT - 2023/06/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み