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クラウド利用機器にサイバー攻撃、脆弱性公表から3日後に - 富士通

富士通グループのクラウドサービスで利用するロードバランサが不正アクセスを受けたことがわかった。

富士通のクラウドサービス「FJcloud-V」や富士通クラウドテクノロジーズの「ニフクラ」で利用する一部ロードバランサが脆弱性攻撃を受けたもの。

富士通によれば、5月7日15時過ぎより同月9日22時半過ぎにかけて不正アクセスされた形跡が残っており、サービスにアクセスするための認証情報を窃取したり、一部顧客の通信データが窃取できる状態だったという。

ロードバランサを踏み台にクラウド基盤内部へ侵入されたり、情報をを外部に送信された形跡は確認されていないとしている。

今回の問題で、富士通は5月4日に公表された脆弱性が悪用され、多層防御の一部設定に不備があったことを原因に挙げた。

(Security NEXT - 2022/05/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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