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会員サイト構築用WPプラグインにゼロデイ攻撃 - 侵害状況の確認を

WordPress用プラグイン「Ultimate Member」に深刻な脆弱性が明らかとなった。ゼロデイ攻撃も確認されており、アップデートにくわえて侵害状況の確認など行なうよう呼びかけられている。

同ソフトウェアは、コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」において会員制サイトを運用するための支援機能を提供するプラグイン。

同プラグインを導入しているサイトにおいて、第三者が管理者権限を持つユーザーを作成することが可能となる脆弱性「CVE-2023-3460」が明らかとなったもの。「同2.6.6」および以前のバージョンが影響を受ける。

DEFIANTは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」と評価した。

少なくとも5件のIPアドレスを発信元とする攻撃が観測されており、攻撃者によって「wpenginer」「wpadmins」「wpengine_backup」「se_brutal」「segs_brutal」といったアカウントの作成を試行する活動が確認されているという。

(Security NEXT - 2023/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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