Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ログイン後に別ユーザーとして操作される不具合 - クラファンサービス

クラウドファンディングサービス「READYFOR」において、ログインした際に無関係である別人のアカウントとして操作が行われる不具合が発生した。

同サービスを運営するREADYFORによれば、6月14日14時半ごろから20時過ぎにかけて、ログインしてサービスを利用する際、別人のアカウントに置き換わる不具合が生じたという。6月14日18時半ごろ、ユーザーから身に覚えのない操作の履歴が存在するとの問い合わせがあり、問題が判明した。

ログを分析したところ、最大57件のアカウントで不具合が生じた可能性があり、別のユーザーより登録情報を閲覧されたおそれがある。同社では同日20時10分ごろ、サービスを一時停止した。

調査の結果、同サービスの改修において、キャッシュサーバの動作が意図しないかたちで変更されたことが原因であることが判明。同社では、改修以前の状態に戻すとともに、キャッシュデータを削除を行った。

同サービスは、15日7時10分ごろに復旧。同社では同日より対象となるユーザーにメールで経緯の報告と謝罪を行っている。

期間中に対象となるアカウントから入力された情報について、別のユーザーから入力された可能性もあるとして秘匿処理を実施した。期間中に行われた支援7件については、有効な支援であるかを確認し、確認できない場合は同社の判断で支援をキャンセルするとしている。

(Security NEXT - 2023/06/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サーバがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 川崎設備工業
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー