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杉並区の学童クラブ委託先でランサム被害 - バックアップも

脅迫するメッセージや外部サイトへアクセスを促す記載などは見つかっていないが、被害の状況を踏まえてランサムウェアによる被害と判断した。外部において情報の流出などは確認されていない。

感染経路や情報流出の有無など詳細について調査を進めている。一方委託先では、リスクの回避を理由に、証拠となりうるサーバ内の暗号化されたデータをすべて削除してしまったという。

システムが暗号化されたことにより、事務処理の負荷が増すなど一部影響が出ているが、学童クラブや放課後等居場所では紙ベースの記録が中心となるため、サービスについては通常どおり提供している。

児童の保護者に対しては同区のメール配信システムを通じて経緯を説明し、謝罪した。あわせて個人情報保護委員会へ報告している。

また、同区や他事業者が区内で運営する学童クラブ、放課後等居場所において、同様の被害は確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2023/06/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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