Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ

JavaScriptとReactを用いて複数のプラットフォーム向けにアプリを開発できるフレームワーク「React Native」のコマンドラインインタフェースに脆弱性が明らかとなった。

「React Native CLI」より開発サーバ「Metro Development Server」を起動した環境において、第三者によるコマンド実行が可能となる脆弱性「CVE-2025-11953」が明らかとなったもの。脆弱性を発見したJFrogが報告した。

サーバ起動時にデフォルトで「React Native CLI」が外部インタフェースにバインドされ、サーバの公開対象となっているエンドポイント環境よりコマンドの実行が可能となる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

Windows環境では、任意のOSコマンドが実行可能。macOSやLinuxにおいてもパラメータの制限はあるものの、任意の実行ファイルを実行できる。

同脆弱性は、「cli-server-api 20.0.0」にて修正されており、利用者にアップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2025/11/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性
「Chrome」のアップデートが公開 - 脆弱性5件に対応
「SonicWall SMA 100」シリーズに脆弱性 - アップデートが公開
「Progress Flowmon」に脆弱性 - 10月の複数アップデートで修正
WP向けプラグイン「Contact Form CFDB7」に深刻な脆弱性
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
「CentreStack」「CWP」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局
入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正