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フィッシング対策GLを改訂 - 要件から「EV証明書」の記載削除

フィッシング対策協議会は、ウェブ運営事業者などを対象とした「フィッシング対策ガイドライン」や消費者向けの「利用者向けフィッシング詐欺対策ガイドライン」を改訂し、2023年度版として公開した。

「フィッシング対策ガイドライン」は、フィッシングによる被害を未然に防止したり、被害の影響を小さくするため、ウェブサイト運営者に求められる対策を取りまとめたもの。

フィッシングの手口など基本的な知識をはじめ、運営事業者向けの「重要5項目」のほか、サイト運営者が考慮すべき具体的な要件などを示している。

今回の改訂では、昨今の動向にあわせてサイト運営者が考慮すべき要件を整理し、34要件から29要件に削減。ウェブサーバで用いる証明書に関する「EV」「DV」「OV」といった種類への言及を削除した。

また「利用者が考慮すべき要件」を削除。利用者向けの対策に関しては同時に改訂した「利用者向けフィッシング詐欺対策ガイドライン」に一本化した。

(Security NEXT - 2023/06/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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