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Zyxel製機器の脆弱性、積極的な悪用も - あらたな脆弱性も判明

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、現地時間5月31日に同脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加。米行政機関に対して対策を求めるとともに、すべての組織に対して注意を呼びかけた。

Zyxel製品に関しては、「CVE-2023-28771」の対応後にも、あらたなバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2023-33010」「CVE-2023-33009」が判明。5月24日にアドバイザリをリリースしている。

リモートよりコードを実行されるおそれがあり、いずれもCVSS基本値は「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

これら脆弱性に関しては、ファームウェア「ZLD 5.36 Patch 2」「同4.73 Patch 2」にて修正された。

Zyxel製ファイアウォールに関しては、過去にも「CVE-2022-30525」など深刻な脆弱性が判明し、積極的に悪用されている。脆弱な機器は攻撃キャンペーン「Volt Typhoon」などの標的ともなったとの指摘が出ている。

(Security NEXT - 2023/06/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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