MS、5月の月例セキュリティ更新で脆弱性38件に対応 - ゼロデイ脆弱性も
「CVE-2023-24943」は、「Windows Pragmatic General Multicast(PGM)」の脆弱性。一方「CVE-2023-24941」は「Microsoftネットワークファイルシステム」に判明した脆弱性で、いずれもリモートよりコードを実行されるおそれがあり、CVSS基本値は「9.8」、重要度は「緊急(Critical)」と評価されている。
セキュアブートをバイパスされるおそれがある「CVE-2023-24932」については悪用が確認されており、公開済みだという。悪用にはデバイスへ物理的にアクセスできるか、管理者権限が必要となる。
「Win32k」に判明した「SYSTEM権限」を取得されるおそれがある権限昇格の脆弱性「CVE-2023-29336」については、公開されていないものの、すでに悪用が確認されている。
また「Windows OLE」においてリモートよりコードを実行される脆弱性「CVE-2023-29325」についてもすでに公開されているが、アップデートのリリース時点で悪用は確認されていない。
今回の月例セキュリティ更新にて対処された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2023-24881
CVE-2023-24898
CVE-2023-24899
CVE-2023-24900
CVE-2023-24901
CVE-2023-24902
CVE-2023-24903
CVE-2023-24904
CVE-2023-24905
CVE-2023-24932
CVE-2023-24939
CVE-2023-24940
CVE-2023-24941
CVE-2023-24942
CVE-2023-24943
CVE-2023-24944
CVE-2023-24945
CVE-2023-24946
CVE-2023-24947
CVE-2023-24948
CVE-2023-24949
CVE-2023-24950
CVE-2023-24953
CVE-2023-24954
CVE-2023-24955
CVE-2023-28251
CVE-2023-28283
CVE-2023-28290
CVE-2023-29324
CVE-2023-29325
CVE-2023-29333
CVE-2023-29335
CVE-2023-29336
CVE-2023-29338
CVE-2023-29340
CVE-2023-29341
CVE-2023-29343
CVE-2023-29344
(Security NEXT - 2023/05/10 )
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