攻撃キャンペーン「Dangerous Password」の最新手口を分析
仮想環境のドライブとして利用される「VHDファイル」を悪用した手口や、「OneNoteファイル」を用いた攻撃なども観測された。
さらにWindows環境だけでなく、macOS環境も標的としており、AppleScriptを用いてファイルをダウンロードさせ、PDFビューワに見せかけてマルウェアを起動する手口も確認されている。
なお、同センターでは暗号資産交換事業者を標的とする「Parallax RAT」を用いた攻撃活動を観測し、4月に分析情報を公開しているが、「IoC(Indicators of Compromise)」情報に重なりは見られず、2023年5月時点でこれら活動に関連性はないと分析しているという。
またこれら攻撃以外に暗号資産交換業者に対する標的型攻撃や、攻撃の増加といった兆候などは観測されていないとしている。
(Security NEXT - 2023/05/08 )
ツイート
PR
関連記事
ネットワーク侵害を確認、詳細を調査 - テーオーシー
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
国内セキュリティ産業の振興コミュニティが発足
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞

