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脆弱性レポート機能の正式提供を開始 - GitHub

米GitHubは、同社プラットフォームにおいてパブリックリポジトリ上で脆弱性を開発者へ外部に公開することなくスムーズに報告できる新機能を提供開始した。

これまでパブリックベータ版として展開してきた「プライベート脆弱性レポート機能」を正式リリースしたもの。メンテナーは組織におけるすべてのリポジトリで利用できる。

同機能では、ドラフトプルリクエストによるコラボレーションチャネルをリポジトリ上で利用でき、脆弱性などを発見したセキュリティ研究者が、オープンソースのメンテナーと非公開のもとコミュニケーションを取ることができる。

フィッシングや報告を見落とすリスクがあるメールによるやり取りを避けつつ、GitHub上で必要な情報を入手できるとしている。

サードパーティの脆弱性管理システムへ、脆弱性レポートをパイプライン処理することができるほか、重要なリポジトリを監視する「脆弱性アラート」機能なども提供する。

パブリックベータ版は、3万以上のメンテナーが18万以上のリポジトリにおいて同機能を活用。1000件以上のフィードバックを得ており、すでに脆弱性の修正に活用されている。

(Security NEXT - 2023/04/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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