「SLP」に反射攻撃のおそれ、早急にアクセス制限を - 最大2200倍に増幅
管理者が意識せずに「SLPサービス」をインターネット上に公開しているケースもあり、信頼できないネットワークへ公開しているシステムについては、SLPサービスを停止するか、ファイアウォールを用いてUDPおよびTCP 427番ポートへのアクセスを制限するよう注意を喚起した。
また報告を受けた米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)においてもアラートを発行。広く注意を呼びかけている。
VMwareでは、ジェネラルサポート期間にある「ESXi 8.x」「同7.x」については影響を受けないとする一方、サポートが終了した「同6.7」「同6.5」については影響を受けると説明。今回の問題に対し「CVE-2023-29552」を割り当て、対象者にサポート中のバージョンへアップデートしたり、「SLPサービス」を無効化して信頼しないネットワークへ公開されていないことを確認するよう求めている。
プロトコルそのものの問題ではないが、「VMware ESXi」に実装されている「OpenSLP」に関しては、過去に「CVE-2021-21974」などの脆弱性が判明し、攻撃対象となっている。当時より「OpenSLPサービス」の無効化が推奨されていた。
「ESXi 7.0 U2c」「ESXi 8.0 GA」以降では、デフォルト設定で「SLPサービス」を無効化し、「ESXiファイアウォール」によるフィルタリングなども実施するなど対策を強化していた。
(Security NEXT - 2023/04/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加

