「ESXiArgs」対策で製品の更新やOpenSLPの無効化を呼びかけ - VMware
「VMware ESXi」においてランサムウェア「ESXiArgs」による被害が発生していることを受け、VMwareでは現地時間2月6日に利用者向けにガイダンスを公開した。
「ESXiArgs」は、2月3日ごろより被害が急拡大しているランサムウェア。「VMware ESXi」を標的としており、拡張子に「.args」を持つファイルを残すことから「ESXiArgs」と呼ばれている。「OpenSLP」に関する脆弱性「CVE-2021-21974」が狙われたものと見られており、セキュリティ機関などから注意喚起が行われた。
同社は、今回の攻撃について過去に修正済みである既知の脆弱性を悪用したとの報告であり、未知の脆弱性に対するゼロデイ攻撃が行われたといった証拠は確認されていないと強調。古いバージョンやサポートが終了した製品が標的になっていると述べた。
既知の脆弱性に対する攻撃を防ぐため、同社では「vSphere コンポーネント」についてサポート中の最新リリースへアップデートするよう求めるとともに、「OpenSLPサービス」を無効にすることを推奨した。
2021年にリリースした「ESXi 7.0 U2c」「ESXi 8.0 GA」より、デフォルトにおいて無効化した状態で出荷していると説明。利用者へ対応を呼びかけている。
(Security NEXT - 2023/02/07 )
ツイート
PR
関連記事
マンション管理業務主任者登録の申請書類が所在不明に - 国交省
個人情報含む伝票綴りを紛失、誤廃棄の可能性 - JAおきなわ
中学校で卒業生の個人情報が生徒用端末から閲覧可能に - 半田市
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県