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県立高校6校で女子生徒の個人情報が盗難 - 岐阜県

岐阜県は、複数の県立高校において女子生徒に関する個人情報が記載された帳票が盗難被害に遭ったことを明らかにした。制服などを盗み逮捕された容疑者宅から見つかったという。

同県によれば、県内6校において2009年度以降に入学した生徒や卒業生に関する個人調査票や災害時帰宅ルート調査票、部活動登録票などの帳票を盗まれたもの。あわせて420人分にのぼるという。

個人調査票には氏名、住所、電話番号、生年月日、顔写真、家族状況などが含まれる。また災害時帰宅ルート調査票には氏名、住所、生年月日、保護者氏名、電話番号、帰宅ルート、部活動登録票には氏名、顔写真、保護者氏名が記載されていた。

2月から3月にかけて警察から、女子生徒の制服を盗み逮捕された容疑者宅から個人調査票などが見つかったとの連絡を受けたという。同県では全県立高にて点検を実施。4月中旬より各校より被害の対象となった生徒へ連絡し、経緯の説明や謝罪を行っている。

今回の問題を受けて同県では、防犯性の高い部屋で個人情報を保管し、鍵管理や保存期限を迎えた文書のすみやかな廃棄などを徹底するほか、個人調査票の電子化についても検討を進める。

(Security NEXT - 2023/04/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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