Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VMware向けログ管理製品に深刻な脆弱性 - 新版にて修正

VMware環境向けのログ管理製品「VMware Aria Operations for Logs(旧vRealize Log Insight)」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、2件の脆弱性「CVE-2023-20864」「CVE-2023-20865」が明らかとなったもの。いずれも外部に非公開のもと、同社に報告が寄せられたという。

「CVE-2023-20864」は、信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性。ネットワーク経由でアクセス可能な攻撃者であれば、認証なしに悪用が可能で、リモートよりroot権限で任意のコードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアは「9.8」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

一方、「CVE-2023-20865」はコマンドインジェクションの脆弱性。悪用には管理者権限が必要となるが、root権限で任意のコマンドを実行することが可能となる。CVSS基本値は「7.2」と評価されており、重要度は「重要(Important)」。

(Security NEXT - 2023/04/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
顧客情報含むハンディ端末が所在不明に - ミツウロコヴェッセル
サイトが改ざん被害、外部へ誘導される状態に - 京都府社会福祉協議会
増加傾向から一転、被害額が4割弱減 - クレカ不正利用
進学情報サイトにサイバー攻撃 - 学生情報が流出した可能性
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消