所属組織の要請と電話で事前説明、巧妙なフィッシング攻撃に警戒を
今回の問題を受け、Sansanでは利用者に対してログインパスワードを尋ねることはないとし、不審な電話やメールに注意するよう呼びかけるとともに、利用者に対して2要素認証の設定や、アクセス状況を確認するログのダウンロードを促進している。
またサービスの保護にあたり、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)やEDRを活用。ログイン状況についても監視を行っており、不審なログインに対してロックするしくみなどを導入しているという。
従来のメールにくわえ、SMSを用いた「スミッシング」や音声を用いた「ヴィッシング(ボイスフィッシング)」など、フィッシングの攻撃手法も多様化し、ソーシャルエンジニアリングの手口がより巧妙化している。
今回確認されたのは「名刺管理サービス」の利用者を狙ったものだが、他オンラインサービスに対しても同様の手口でフィッシング攻撃が展開されるおそれもあり、警戒が必要となる。
(Security NEXT - 2023/04/06 )
ツイート
PR
関連記事
課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ

