Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「OpenSSL」に脆弱性、重要度低く今後修正予定

「OpenSSL」の開発チームは、ポリシー制限が含まれる「X.509証明書チェーン」の検証処理に脆弱性が見つかったことを明らかにした。

悪意ある証明書チェーンを利用してリソースを消費させ、サービス拒否を引き起こすことが可能となる脆弱性「CVE-2023-0464」が明らかとなったもの。

ポリシー処理はデフォルトで無効となっており、有効化している場合に影響を受ける。脆弱性は「同3.1」「同3.0」「同1.1.1」「同1.0.2」に存在しており、深刻度を「低(Low)」とレーティングした。

ソースリポジトリよりパッチの入手が可能だが、アップデートは現段階で用意していない。今後リリースを計画している「同3.1.1」「同3.0.9」「同1.1.1u」や、プレミアムサポート利用者向けの「同.0.2zh」にて修正を反映する予定。

(Security NEXT - 2023/03/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

高校の修学旅行引率中に名簿含むしおりを紛失 - 埼玉県
資料請求フォームで個人情報が閲覧可能に、過去にも発生 - 会津短大
予防接種の予診票が所在不明 - 沖縄市のクリニック
9000人に送信したセミナー案内メール本文に個人情報 - 東京都
「Apple Account」の乗っ取り被害、端末初期化 - 情報流出懸念も
手術情報含むデータ移管用USBメモリが所在不明 - 倉敷中央病院
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25