Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ベビー用品サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性

ベビー用品のレンタルサービスなどを展開する「ECサイト ベビーランド」が不正アクセスを受け、顧客情報が流出し、不正に利用された可能性があることがわかった。

同サイトを運営するベビーランドタマベビーによれば、2021年3月9日から2022年10月28日にかけて同サイトの決済に利用されたクレジットカードなど、顧客5246人に関する個人情報が流出した可能性があることが判明したもの。

脆弱性を突く不正アクセスにより、決済アプリケーションを改ざんされ、利用したクレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードが被害に遭った可能性がある。さらに氏名、住所、電話番号、会社名、性別、生年月日、職業、メールアドレス、パスワードといった情報についても流出した可能性がある。

2022年12月16日にクレジットカード会社から情報流出の可能性について指摘があった。同日、個人情報保護委員会へ報告し、同月20日に警察へ被害を申告している。

問題のサイトは11月4日に閉鎖しており、あらたなサイトへ移行済みだったという。同社では調査を行い、2023年2月24日に調査が完了。翌3月23日より、対象となる顧客にメールで報告と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2023/03/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開