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「Chrome」にセキュリティアップデート - 8件の修正を実施

Googleは、「Chrome 111」のセキュリティアップデートをリリースした。

Windows向けに「同111.0.5563.111」「同111.0.5563.110」、macOSおよびLinux向けに「同111.0.5563.110」をリリースしたもの。

今回のアップデートでは、セキュリティに関する8件の修正を実施。CVEベースで7件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。重要度はいずれも上から2番目にあたる「高(High)」で、もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

具体的には、パスワード管理機能において解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2023-1528」を解消したほか、「WebHID」において域外メモリへアクセスする「CVE-2023-1529」を修正。

そのほか「Use After Free」の脆弱性3件や、域外メモリの読み込み2件などに対応している。今後数日から数週間をかけて同バージョンを展開していく予定。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-1528
CVE-2023-1529
CVE-2023-1530
CVE-2023-1531
CVE-2023-1532
CVE-2023-1533
CVE-2023-1534

(Security NEXT - 2023/03/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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