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米政府、重要インフラ向けの「CPGs」をアップデート

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、「サイバーセキュリティパフォーマンス目標(Cybersecurity Performance Goals)」のアップデートを公開した。

「CPGs」は、同国における重要インフラ事業者が自主的にサイバーセキュリティ対策へ取り組む際のベースラインを示したもの。ITおよびOTを所有する組織において推奨される主要な対策に言及している。

セキュリティの成熟度を測定したり、改善に向けたベンチマークとして活用でき、個々の事業者におけるリスク対策だけでなく、同国における社会的なリスクも考慮して作成されている。

2021年7月にバイデン米大統領が重要インフラ制御システムにおけるサイバーセキュリティ改善の覚書に署名。同年10月に「CPGs」の初版をリリースしたが、その後のフィードバックをもとに内容を見直した。

「CPGs」は、「NISTサイバーセキュリティフレームワーク(CSF)」を補完する内容となるが、今回のアップデートにより「NIST CSF」における「識別」「防御」「検知」「対応」「復旧」の機能に対応するよう再構築したという。

(Security NEXT - 2023/03/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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