輸送中であるかのように演出 - 「佐川急便」装うフィッシングに注意
フィッシング対策協議会は、「佐川急便」を装うフィッシング攻撃の報告を受けているとして注意喚起を行った。
荷物の配達通知を装うフィッシング攻撃が発生しているもの。メールの本文では「重要な荷物が届いたが、荷物に不備があり、受取人と連絡が取れなかった」などと説明。
「受取人であるか確認したい」などとしてリンクからアクセスを促す一方で、48時間以内に確認が取れない場合は荷物を返却するなどと不安を煽っていた。
誘導先のフィッシングサイトでは、「お届け予定日」などとして具体的な日付や配送ルートを記載し、あたかも輸送中であるかのように演出。氏名や生年月日、住所、電話番号、メールアドレスのほか、クレジットカード情報などを入力させようとしていた。
3月15日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃に注意するよう呼びかけている。
![20230315_ap_001.jpg](/images/2303/20230315_ap_001.jpg)
今回確認されたフィッシングサイトの一部。配送ルートなどを記載し、本物であるかのように装っていた(画像:フィ対協)
(Security NEXT - 2023/03/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
オンラインショップ侵害され、詳細を調査 - 京都の料亭
顧客向けDMを一部紛失 - 京葉ガスサービスショップ運営会社
複数公民館でメール誤送信、宛先とBCCにメアド入力 - 神戸市
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
ランサム被害で取引先関連情報が流出した可能性 - シークス
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正
米当局、「Twilio」や「IE」の脆弱性悪用に注意呼びかけ