Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ライフカード」装うフィッシング - 「直近の取引に質問」などと誘導

クレジットカードである「ライフカード」の利用者を狙ったフィッシングメールの報告が増えているとして、フィッシング対策協議会では注意喚起を行った。

問題のメールでは、登録情報の確認などとして、最近の取り引きについて質問があるなどと記載。記載したリンクより、会員向けサイト「LIFE-Web Desk」に見せかけた偽サイトへ誘導する。一定期間確認しなかった場合は、取り引きを一部制限するなどと不安を煽っていた。

誘導先のフィッシングサイトは、正規サイトのログイン画面を偽装。「ID」や「パスワード」をはじめ、氏名。クレジットカード情報、暗証番号などの個人情報を詐取する。報告されているフィッシングサイトのURLは1件がのみだが、通信に「HTTPS」を用いていた。

同協議会では、今後も類似したフィッシング攻撃が展開される可能性があるため、引き続き注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員採用選考受検者の自己申告用紙が所在不明に - 新潟県
他県で実施した中学校自然教室で生徒名簿が所在不明に - 横浜市
誤った住所へ会員証を送付、システムトラブルで - JAF
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
MDMサーバから従業員情報流出、削除データも - ジブラルタ生保
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
ファッション通販サイトに不正アクセス、通知メールが送信
サイバー攻撃で元従業員情報が流出した可能性 - クミアイ化学工業
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供