「VMware Cloud Foundation」の既知脆弱性に対する攻撃が発生
セキュリティベンダーのWallarmは、「CVE-2021-39144」と「CVE-2022-31678」を悪用しようとする動きを観測していることを明らかにした。これら脆弱性を組み合わせることで大きな影響を及ぼす攻撃につながるおそれがあると指摘している。
「CVE-2022-31678」は、「CVE-2021-39144」と同時に修正された「VCF」における「XML外部実体参照(XXE)」の脆弱性。VMwareでは今回のアドバイザリで「CVE-2022-31678」の悪用については言及していない。
「CVE-2022-31678」についてVMwareでは、CVSS基本値を「5.3」とし、重要度を「中(Moderate)」としているが、米国立標準技術研究所(NIST)による脆弱性データベース「NVD」では「9.1」、重要度を「クリティカル(Critical)」と評価されている。
Wallarmによると、これら脆弱性を狙った攻撃は、現地時間2022年12月8日より観測されており、現在も継続。過去2カ月間に4万回以上にのぼることを明らかにした。
脆弱性の探索行為は、2022年12月下旬ごろにピークに達し、1日平均約1750件、最大で4600件以上にのぼったと説明。2023年3月の段階では1日あたり約500回ほどの攻撃を観測しているという。
(Security NEXT - 2023/03/10 )
ツイート
PR
関連記事
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー
NASがランサム被害、脅迫メッセージを確認 - 福祉サービスのNPO法人
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満