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人工透析装置を製造するニプロ中国子会社がランサム被害 - 製造出荷は継続

医療機器や医薬品の製造、販売を手がけるニプロは、同社中国子会社がサイバー攻撃を受け、サーバがランサムウェアに感染したことを明らかにした。製造や出荷については継続しているという。

ニプロによれば、2月9日に同社中国子会社で人工透析などに用いる「ダイアライザ」を製造している普洛医療器械が不正アクセスを受け、サーバがランサムウェアに感染したもの。脅迫文が残されていたという。被害の具体的な規模や脅迫内容については、「回答を差し控える」としてコメントを避けた。

ネットワークを遮断するとともに復旧を進めているがめどは立っていない。同子会社における製品の製造や出荷については継続しているという。

復旧作業を優先しており、原因究明や情報流出といった影響の調査についても時間を要する見込み。ニプロや他グループ会社において同様の被害は確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2023/02/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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