Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

業務用スマホでフィッシング被害 - 歯科用機器メーカー

歯科用機器メーカーのデンツプライシロナは、従業員がフィッシングメールでアカウント情報を詐取され、不正ログインされたことを明らかにした。

同社によれば、2022年11月29日に従業員がフィッシングの被害に遭ったもので、使用する業務用スマートフォン内部で管理していた電話帳の登録情報が流出した可能性がある。

宅配業者を装うフィッシングメールを受け取り、メール内のURLから偽ログインサイトに誘導され、IDとパスワードを誤って入力してしまったという。

翌30日に従業員から業務用スマートフォンのアカウントにログインできないと報告があり、調査を行ったところ判明。端末内部の電話帳には取引先関係者の氏名や電話番号350件や、同社従業員の氏名、電話番号300件が登録されていた。

同社では対象となる関係者と個別に連絡を取り、不審な電話やメールなどが送信されていないか確認するとともに、注意喚起を行った。

(Security NEXT - 2023/02/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性4件を解消
「電気料金未払い」と不安煽りクレカ情報だまし取るフィッシング
修学旅行中に教諭が生徒名簿を紛失 - 長岡市の中学校
「WebAssembly」のランタイム「Wasmi」に脆弱性
「サイバーセキュリティお助け隊サービス」に新サービス類型
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
複数端末がマルウェア感染、情報流出の可能性 - 富士通
「クレジットカード・セキュリティガイドライン5.0版」が公開
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
日東製網、四半期決算を延期 - ランサムウェア被害の影響で