Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2月3日ごろより「VMware ESXi」のランサム被害急増- 国内でも発生か

CERT-FRでは、緊急対策として「SLPサービス」の無効化による回避策の実施にくわえ、パッチを適用した上で侵害された兆候がないか、確認するよう警鐘を鳴らしている。

JPCERTコーディネーションセンターは、日本国内でも同製品が稼働するホストがインターネット上で確認されていると指摘。攻撃を受けるおそれがあるとして対策を呼びかけている。

またマクニカが、インターネットに接続されている機器の検索エンジンである「Shodan」や「Censys」を用いて調査したところ、すでに多くのサーバが被害に遭っていたという。

被害が生じていたサーバには、パッチが未適用である「同6.7」「同6.5」にくわえて、2022年にサポートが終了した「同6.0」や、2020年にサポートを終えている「同5.5」なども含まれる。一方で「同7.0」については現段階で被害は確認されていない。

日本時間2月5日16時の時点でグローバルにおいて脆弱性が未修正なサーバは、6万4076台が稼働。「同7.0」を除いて、現段階で実際に攻撃対象となっているバージョンに絞ると5万7446台が稼働しており、約5.5%にあたる3195台で被害が発生していた。

(Security NEXT - 2023/02/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起