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「配達できない」などとうそ - ヤマト運輸のフィッシングに注意

「ヤマト運輸」を装ったフィッシング攻撃の報告が増えているとして、フィッシング対策協議会が注意喚起を行った。

「配達ができない」「不在の連絡」「配達状況の問い合わせ」などと称してメールを送り付け、偽サイトへ誘導するフィッシング攻撃が確認されたもの。同社のサービス名は「宅急便」だが、フィッシングメールの件名には「郵便物」といった記載も見られる。

メールの本文として複数の文面が確認されているが、宛先と電話番号に誤りがあるなどと説明。誘導先のサイトでは、個人の身分を検証する必要があるなどとして、クレジットカード情報をはじめとする個人情報を入力させようとしていた。

確認された7件のURLにおいて、3件では中国のトップレベルドメインである「cn」が利用されている。また「See you」を表したドメイン「cyou」なども悪用されていた。

2月3日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会では、JPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃に注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/02/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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