Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

偽通販サイトの相談倍増 - 「大幅な値引き」に警戒を

国民生活センターは、実在する通信販売サイトに似せた偽サイトの被害に関する相談が増加しているとして注意を呼びかけた。特に冬場は相談が多いという。

同センターによれば、2022年度は12月末までに1万1019件の相談が寄せられ、前年同期の5941件から倍増。特に冬場に増加する傾向が見られ、もっとも少ない6月が498件だったのに対し、12月は1260件、1月は2603件、2月は1611件と1000件超の相談が寄せられたという。

誤って偽サイトを利用してしまうと、商品が届かなかったり、偽物が届けられ、金銭を騙し取られたり、クレジットカード情報など個人情報を窃取されて悪用されるなど、さまざまな被害に遭うおそれがある。

同センターでは、偽サイトを見分けるチェックポイントとして、「販売価格が大幅に値引きされている」などいくつか特徴を挙げ、注意を喚起した。

「URL表記がブランドと少し異なる」「日本語の字体や文章表現がおかしい」「事業者の住所がおかしい」「連絡方法が問い合わせフォームやフリーメールのみ」「支払い方法が限定されている」「サイト内のリンクが適切に機能しない」などの点も挙げている。

(Security NEXT - 2023/02/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

データ削除漏れ、健診結果を誤送信 - 鹿児島県国保連合会
アクセス制御機能の研究開発情報を募集開始 - 政府
宿泊療養施設の元従業員、半年後にSNSで情報漏洩
ランサムウェアによるデータ暗号化被害が発生 - アイテス
入居申込者情報を撮影したカメラを紛失 - 鳥取県住宅供給公社
米当局、Qualcomm製チップやApple製品の脆弱性狙う攻撃に注意喚起
「Adobe ColdFusion」の脆弱性、米行政機関で2件の侵害被害
サイバー攻撃の情報共有で報告書 - 関連文書のパブコメも
支援関連の契約書や重説を紛失、誤廃棄か - 広島市こども療育センター
医師の個人情報含むファイルをメールで誤送信 - 北海道