12月のDDoS攻撃件数は増加、最大規模も拡大 - IIJ調査
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、2022年12月に同社で観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。攻撃件数、攻撃の最大規模などいずれも前月から上昇している。
同社において提供するサービスやバックボーンを通じて対処したDDoS攻撃の状況をまとめたもの。同月に観測した攻撃は458件。前月の365件から増加した。1日あたりの平均攻撃件数は14.8件。日によってばらつきが見られ、少ない日では5件ほどだが、40件弱を観測した日もあった。
もっとも規模が大きかった攻撃は、DNSプロトコルを用いたリフレクション攻撃。約96万ppsのパケットにより、約8.01Gbpsのトラフィックが発生しており、前月の約18万pps、1.92Gbpsを大きく上回る。
継続時間が長かった攻撃としては、「CHARGEN」や「NTP」など複数のプロトコルを用いたリフレクション攻撃で、15分にわたって攻撃が継続。42.2Mbpsのトラフィックが発生したという。

IIJが観測しているDDoS攻撃の動向推移(グラフ:IIJの発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2023/01/31 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
シルバー人材センターで広報配布名簿を置き配、所在不明に - 北広島市
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
【特別企画】専門家13人が「生成AI時代」のセキュリティを多角的に解説
学童保育で利用料決定通知書1クラス分が所在不明に - 和歌山市
個人情報残存する「就職先情報リスト」を学生に共有 - 摂南大
法人の不正送金被害が約8.6倍 - 金額ベースで個人を上回る
テゲ宮崎の通販サイト、管理ページが認証なしで閲覧可能に