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情セ大、「情報セキュリティ文化賞」の受賞者4名を発表

長年にわたり、マルチメディアコミュニケーションやネットワーク、セキュリティなどの関連技術を研究し、教育活動にも携わってきた慶應義塾大学大学院で特任教授を務める小林和真氏が受賞した。

同氏は「制御システムセキュリティセンター(CSSC)」や「IPA産業サイバーセキュリティセンター」の立ち上げにも参画。「中核人材育成プログラム」におけるエキスパート人材の育成に寄与するなど、ITおよびOTの融合領域をはじめとするセキュリティ分野の発展に貢献している。

またPKI技術の第一人者として政府や業界団体の審議会などにも多数参加するセコム顧問の松本泰氏が選出された。

同氏は複数ベンダによる公開鍵暗号基盤PKIの相互運用実験「Challenge PKI 2001」を主導。公開鍵証明書をベースとする暗号技術によるトラストの構築、電子署名法関連や安全な暗号利用、プライバシー保護の促進などに尽力したことも評価された。

さらにNTTにおいてチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジストを務める松原実穂子氏を選出。国内外の政府主催による情報セキュリティ関連の委員会活動やシンクタンクにおける研究活動に従事。国内における産官学の取り組みについて海外へも情報発信を行い、地位向上に貢献したことなどが受賞理由となった。

3月1日に東京ビッグサイトで開催されるイベント「SECURITY SHOW 2023」にて、表彰式や受賞者による記念講演を予定している。

(Security NEXT - 2023/01/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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