Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

地銀利用者を狙うフィッシング - 今度は「ちばぎん」偽装

フィッシング対策協議会は、「千葉銀行」の利用者を狙ったフィッシング攻撃が発生しているとして、注意喚起を行った。

取引目的の確認などと称して、同行のオンラインバンキングサービス「ちばぎんマイアクセス」の偽サイトへアクセスを促すフィッシング攻撃が確認されたもの。

誘導先のフィッシングサイトでは、契約番号やパスワード、氏名、生年月日、電話番号、メールアドレス、暗証番号などを入力させようとしていた。

1月24日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃に注意するよう呼びかけている。

前日23日には「静岡銀行」を狙ったフィッシング攻撃が確認され、注意喚起が行われたばかり。関連性は不明だが、いずれもフィッシングサイトにおいてメールアドレスの表記が「メールアドレ」となっていたり、転送を経てフィッシングサイトへ誘導するなど共通点も見られた。今後、両行以外の地銀などが標的とされる可能性もある。

(Security NEXT - 2023/01/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
先週注目された記事(2024年4月7日〜2024年4月13日)
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
サポート詐欺で患者情報含むPCが遠隔操作できる状態に - 富田林病院
イベント申込フォームで設定ミス、個人情報が閲覧可能に - 会津若松市
学校で個人情報含む入学関係書類を誤廃棄 - 横須賀市
人材育成プログラム「SecHack365」が応募受付をまもなく開始
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用