NVIDIA製メタバースツールキットに脆弱性 - アップデートで修正
メタバースアプリケーションの開発運用プラットフォーム「NVIDIA Omniverse」のツールキットに脆弱性が判明した。脆弱性に対処したアップデートが提供されている。
「NVIDIA Omniverse Kit」に同梱されているリファレンスアプリケーション「Omniverse Audio2Face」「Omniverse Create」「NVIDIA Isaac Sim」「Omniverse Machinima」「Omniverse Code」「Omniverse View」に脆弱性「CVE-2022-42268」が明らかとなったもの。
これらアプリケーションで、悪意あるPythonのコードが埋め込まれた「Universal Scene Description(USD)ファイル」を開くと、開いたユーザーの権限でコードが実行され、データの改ざんや情報漏洩、サービス拒否につながるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアは「7.8」と評価されている。
同社では、読み込んだコードを自動的に実行する機能を無効化したアップデートを用意。アップデート後に同機能を再び有効化した場合は、信頼できるソースより入手した「USD」ファイルのみ開くよう求めている。
(Security NEXT - 2023/01/19 )
ツイート
PR
関連記事
スパム対策機器にゼロデイ攻撃、ディレクトリサーバに横展開 - 慶応大
高齢者調査名簿や調査票が所在不明に - 名古屋市
「MongoDB」に脆弱性「MongoBleed」 - 「PoC」公開、早急に対応を
ボランティア連絡用端末で誤送信、メアドが流出 - 奈良県
寝台列車「TWILIGHT EXPRESS」の乗客情報を消失 - 誤操作か
メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 「クリティカル」評価も
「Apache NiFi」の「Asana」連携の一部処理にRCE脆弱性
ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
先週注目された記事(2025年12月21日〜2025年12月27日)
「IBM API Connect」に認証回避の脆弱性 - 暫定修正を提供
