「Firefox 109」、脆弱性10件を修正 - セキュリティ強化も
Mozilla Foundationは、ブラウザの最新版となる「Firefox 109」をリリースした。機能強化のほか、複数の脆弱性に対処している。
今回のアップデートでは、複数の機能強化を実施。Windowsのメディア再生ユーティリティにおいて「Arbitrary Code Guard」によるエクスプロイトの保護機能を有効化した。
さらに10件の脆弱性に対処。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
2番目に重要度が高い「高(High)」とされる脆弱性は4件。メモリに関する脆弱性「CVE-2023-23605」「CVE-2023-23606」のほか、任意のファイルが読み込むおそれがある脆弱性「CVE-2023-23597」「CVE-2023-23598」に対応した。
重要度が1段階低い「中(Moderate)」の脆弱性4件、もっとも低い「低(Low)」とされる脆弱性2件についても解消。あわせて8件の脆弱性に対処した延長サポート版「Firefox ESR 102.7」を提供している。
「Firefox 109」にて修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2023-23597
CVE-2023-23598
CVE-2023-23599
CVE-2023-23600
CVE-2023-23601
CVE-2023-23602
CVE-2023-23603
CVE-2023-23604
CVE-2023-23605
CVE-2023-23606
(Security NEXT - 2023/01/18 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
スパム対策機器にゼロデイ攻撃、ディレクトリサーバに横展開 - 慶応大
高齢者調査名簿や調査票が所在不明に - 名古屋市
「MongoDB」に脆弱性「MongoBleed」 - 「PoC」公開、早急に対応を
ボランティア連絡用端末で誤送信、メアドが流出 - 奈良県
寝台列車「TWILIGHT EXPRESS」の乗客情報を消失 - 誤操作か
メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 「クリティカル」評価も
「Apache NiFi」の「Asana」連携の一部処理にRCE脆弱性
ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
先週注目された記事(2025年12月21日〜2025年12月27日)
「IBM API Connect」に認証回避の脆弱性 - 暫定修正を提供
